畠山健二「本所おけら長屋」シリーズ

この本はこんな人におすすめ
  • 推しキャラがいるストーリーが好き
  • 良い読後感を味わいたい
  • 一人が好きだけど、たまに人恋しいときがある

本所の「おけら長屋」に住む人たちの、笑いあり、涙ありのストーリー。

大体一話完結のストーリー仕立てになっているので、「ちょっとコーヒーを飲みながらリラックスしたいな」というときにぴったりの本。ただ、「ちょっと」では終わらないこともしばしば・・・。

おけら長屋に住んでいる住人には、貧乏だったり、仕事が続かなかったり、わけありだったりとさまざまなタイプがいる。でも、現代でもそれぞれ個人的に事情がある人はたくさんいるのだけど、パーソナルな事柄なので「また仕事変わったの?結婚は?」ということは相手に聞いたりしない。

そこを全力でつっこんでいくのがわれら「おけら長屋」の住人

多少強引だったり、とんちんかんな部分もあるけど、おせっかいが大好きな江戸っ子たちに元気をもらえる物語。あと大笑いもできるおまけつき。

落語っぽい話も多いので、落語に興味のある人も楽しめると思います。
水戸黄門のバラエティバージョンと言いたいほどのオチが毎回背中を押してくれる。

それでは、良い物語を!

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